3年前から毎年この季節に訪れている、高ボッチ高原。
目的は諏訪盆地に発生する雲海を写真に収めること。
過去2回のキャンプでは、残念ながら雲海に遭遇することは叶わずにいました。
3年目の今年こそは三度目の正直で、雲海に出会えることができるのか。
それとも、二度あることは三度あるという諺通り、今年も見ることはできないのか。
結末は本編にて
10月25日金曜日
仕事を早めに切り上げて17時ごろに自宅を出発。
一般道を使いキャンプ場へ向かう予定で出発しましたが、まさかの自宅近辺での渋滞に巻き込まれ2時間近く時間をロスしてしまいました………。
ロスした時間を挽回するために、岐阜羽島から高速を使ってしまいました。
そして東海北陸道の瓢ヶ岳PAに9時ごろ到着。
この日の移動はここで終了し、車中泊をました。
晩御飯は途中で買ったお弁当w
10月26日土曜日
翌朝5時過ぎに起き、LINEのチェックをすると昨日の夜から先行している仲間達から雲海出現の報せが…。
若干の焦りを感じつつ(これで雲海を見ていないのは私一人になってしまった)、身支度を整え出発です。
私には、これから雲海と同じぐらいに楽しみにしているイベントがあるのです。
郡上八幡ICで高速をおりて、せせらぎ街道に入りました。
楽しみにしていたのは、風光明媚なせせらぎ街道の紅葉を楽しみながらのドライブだったのですが・・・
今年は少し紅葉の進みが遅いようで、非常に残念ではありますが見頃はまだまだ先といった様子でした。
同じ場所で昨年撮った写真ですが、紅葉の進み具合が全然違う・・・
その後は飛騨高山を経て、平湯へ。
これから向かう高ボッチ高原では飲料水がないので、R158沿いに湧いている長寿水という銘水を汲んでから向かいました。
平湯トンネルを越えると、紅葉はさらに進んだようですがまだまだ見頃には遠い印象…
そしてX-TRAILは安房トンネルではなく安房峠へ。
峠で見た穂高
峠を越えて長野県に入ると若干紅葉が進んでいたのでスロー運転で景色を堪能しながら、次の目的地の白骨温泉へ。
硫黄の香りの白濁したお湯に浸かり、さっぱりしたらようやく高ボッチ高原に向かいました。
高ボッチ高原到着
塩尻市内で買い物を済ませ、いざ高ボッチ高原へ。
今年から今まで通行止めだった東山ルートが通れるようになったので、そちらを使ってみたけど…東山ルートの入り口がわからん!
おそらく、正解ではない場所から入ったみたいだけど、なんとか地図上で「高ボッチ線」と記されたルートに入ることができました。
東山ルートは崖の湯ルートに比べ、路面の状態はよくて走りやすいルートでした。
いつもの場所にサーカスTCbigを発見。
早速受付を済ませ、設営と行きたいところですが・・・
このおっさん達のキャンプでは、終始kさんのサーカスに入り浸っていてテントは寝るだけ。
さらに夜中から起きて寝る間を惜しんで写真を撮ったりしているので、テントを使って寝るのはほんの数時間だけ・・・
ということで、今回は車中泊にしました(汗)
サーカスbigに、イスとクーラーボックスとギアコンテナ一つを持ってマイスペースを確保(笑)
マイスペースを確保したら、まだ富士山が見えているとのことだったので、一人高ボッチ山頂へ向かいました。
朝方に広がっていた雲海は消えてしまっていましたが、富士山の麓あたりではまだ残っているようです。
振り返って、穂高と槍ヶ岳。
山頂を後にしたら、サーカスbigに戻って、かんぱーいwww
夕暮れ
サーカスbigで焚き火を囲みながら、他愛のない話に盛り上がり談笑していたら陽が傾き夕暮れが迫ってきました。
たくさんある高ボッチ高原の魅力のうちの一つである、高原から見る夕景をおさめに、北アルプスが一望できる牧場へ向かいました。
高ボッチ高原から見る夕景はやはり別格です。
夕陽をバックにシルエットとして浮かぶ北アルプスの山々。
シルエットとなることで、稜線がくっきりと見え(るような気がし)ます。
牧場で撮影している面々とは別行動をして、私は別スポットへ。
牧場入り口の小屋のある場所で一人で撮影。
高ボッチ高原は、絶景の宝庫です。
キャンプ場からは絶景は見えないけど、ほんの少し歩くだけでこんなにも心を打つ景色に出会えることができます。
そして陽が完全に沈んだので、キャンプサイトへ戻りました。
中華飯店 K
夕景の撮影を終えたおじさん達がサーカスbigに戻ってくると、宴会の始まりです。
今年はkさんが中華鍋を駆使し、自慢の中華料理を振る舞っていただきました。
撮影:へりさん
tomoさんからも、絶品の韓国の軍隊飯を頂きました。
その後は、彗星の撮影など(全く上手く撮れなかったので掲載なしです)しながら夜は更けていきました。
翌日は3時に起きて雲海を狙うので、宴会は早々にお開きになり、翌朝に備えて車に用意した寝床に潜り込みました…。
AM3:00
AM3:00、X-TRAIL車内。
アラームの音で目が覚めると、シュラフから抜け出し完全防寒装備で車から出て、いつもの展望台へ歩き始めます。
もちろん他のメンバーも一緒に。
「今年こそは雲海が見れますように。」と祈りながら歩き始めると
・・・松本方面にモクモクの雲海が!
え!?
雲海ってこんなに簡単に見れて良いものなの?
なんというかもっとこう、ドラマチックにというかこう・・・
気を取り直して、諏訪盆地を見下ろせる展望台へ向かいました。
雲海も出たし、あとは富士山が見えると良いなー
展望台に到着すると、諏訪盆地にはモクモクの雲海が街の灯りに照らされて浮かび上がっていました。
そしてその奥には富士山が!
深夜から雲海が発生しているので、雲海と星空と富士山の写真を撮ることができました。
あぁ感無量(笑)
上手に写真が撮れているかどうかは置いといて、3年目にして夢にまで見た景色を見ることができた感動で胸がいっぱいです。
この景色、彼も見てくれているはず。
星空もサイコーです。
大阪では、夜空を見上げてもオリオン座がかろうじて見えるぐらいけど、ここではどの星がオリオン座なのかよーく探さないとわからないぐらいです(笑)
冬の大三角形(あってる?)
気が付けば、夜が開けてきました。
雲海もどんどん大きくなり今にも溢れ出しそうです。
日も上ったので撮影を終え、キャンプ場へ戻ります。
キャンプ場に戻れば、北アルプスをバックに松本盆地の雲海が目の前に広がっていました。
そのまま朝焼けの北アルプスを求めて待つこと数十分。
見事に赤く焼けた北アルプスと雲海を写真に収めることが出来ました。
(本当はもっと赤く焼けるのかと思ってたけど…)
AM6:00
ミッションコンプリート
大満足のまま、車に戻りシュラフへと潜り仮眠に入りました。
このあと、8時間ほどかけて大阪まで戻らなければならないので、少しでも休んで体力を回復させなければなりません。
2時間ほど仮眠して、8時に目が覚め…というか起こしてもらった(汗)
起きると、今年もkちゃんラーメンが開店。
今回は具だくさんラーメンで
へりさんのお手製煮卵、トモさんの味付けネギ、しくさんのチャーシューと、ラーメンが見えないぐらいに盛り付けられたスペシャルラーメンでした。
夏に買ったデカシェラカップを持っていかなかったら収まりきれないボリュームで、お腹いっぱい(笑)
ラーメンを食べたあとは、撤収。
・・・といっても、ギアコンテナとチェアとクーラーボックスを車に運ぶだけだけど。
お世話になったサーカスBIGなどの片付けを手伝い、皆片付けが済んだらお先にキャンプ場を後にしました。
今回ご一緒した皆さん。
楽しくて貴重な時間を共有でき感謝感謝です。
そして、宴会幕のサーカスBIG、夕食・朝食の提供していただいた、zero21keiさん。
いつもいつもありがとうございます。
いつか恩返しさせてください。
この後は、来た道と同じルートで帰るので、東山ルートではなく慣れ親しんだ「崖の湯」ルートで下山していきました。
鉢伏山へ続く道と崖の湯へ下る分かれ道にある展望台に立ち寄り、最後の一枚を撮影。
さらに雲海が成長しているようにも見える。
Epilogue
帰路は、来た道と同じルートで帰りました。
帰りも安房トンネルは使わず峠を超え、せせらぎ街道を走り、他のメンバーの帰宅の報せを確認しつつX-TRAILを走らせました。
流石に深夜3時から起きて、2時間ほどの仮眠しかしていない体の体力の限界を感じたので、美濃ICから岐阜羽島まで高速を使ってしまいました(汗)
でもよく考えたら、せせらぎ街道の紅葉がそれほどでもなかったので、わざわざこんなに遠回りする必要もなかったのでは?まっすぐ19号線を南下した方が良かったんじゃね?と正気を取り戻した今では思ってしまいます(爆)
無事帰宅。
総走行距離829km…。
Comment
おつかれさまでした
初日の雲海をスキップしたのはギャンブルでしたけど、2日目は完全にそれを上回るのが出ましたから、結果オーライでしたねw
しかしわずか2日で800kmで総走行距離が70,000kmって、9回こっちの方に来たら終わりですけど、去年だけで3回は来てますよね?(爆)
しくさんコメントありがとうございます。
いやー最高の雲海でしたね。
土曜の朝は、これで明日雲海でなかったら、雲海が出ない原因が私になっちゃうじゃないかと不安いっぱいでした(笑)
そういえば、4月に車のオイルを交換したのに7月にまたオイル交換をしたんですが、こんな短期間におかしいなと思ってたんですが………
実際は走っていたのね(爆)
ていうか、しくさん0の数が足りませんよ(爆)